Smart Motor Sensorsはユーザにとって、内部情報の提供源です。生産現場での事象に直に迫ることができます!SICKのSmart Motor Sensorsからは、生産の核心に迫る情報が直接提供されます。機械とサーボモータの状態に関する情報は、機能不良の早期検出と解決所要時間の短縮、または機能不良の完全な予防に役立ちます。お客様がこのように状況を見通して、予防的メンテナンスが行えるように、SICKが持つすべてのノウハウが注ぎ込まれています。
事実が透明性の高い情報に変化
プロセスの駆動装置はサーボモータです。モータフィードバックシステムからモータの制御と動作用のデータが提供されることで、スムーズで効率的なプロセスが実現します。しかしモータフィードバックシステムの役割は、単なるデータ提供だけではありません。例えば高度なセンサの機能は、動作中に速度、安全な位置、加速、温度や回転数などのパラメータを点検することに限られません。予防的メンテナンスとプロセスの常時コンディションモニタリングの実現には、電子銘板、ヒストグラムやユーザ定義警告などの追加機能が特に貢献しています。
これが、SICKのモータフィードバックシステムがSmart Motor Sensorsたる所以です。
測定項目
速度
加速
角度
温度
回転数
先進的な単一ケーブルインタフェース – デジタル進化を象徴するHIPERFACE DSL®

SICKのHIPERFACE DSL®は、市場初のサーボモータ用単一ケーブルインタフェースです。登場以来、世界中のモータ/駆動装置製造者から好評を得ています。純粋なデジタルインタフェースであるため、未来と直接つながっていることを意味します。革新的でノイズ耐性が極めて高いHIPERFACE DSL®プロトコルでは、通信がモータケーブルに統合されたわずか2本のワイヤで実現します。
ユーザのメリット – 生産の継続に貢献するSmart Motor Sensors
Smart Sensorと世界中で定評のあるインタフェースの組み合わせ – これがSICKのSmart Motor Sensorsです。
Smart Motor Sensorsは、駆動装置の核心に迫る単なるデータソースではありません。プロセス内で動作が行われる至るところで、Smart Motor Sensorsは効率的な監視に貢献します。つまりSmart Motor Sensorsは様々な意味で、未来の「実現者」であると言えます。そしてその未来は既に始まっています。Smart Motor SensorsではHIPERFACE DSL®により、既に今日の時点でコンディションモニタリングと予防的メンテナンスが可能になっています。さらに同インタフェースでは、機械で先進的な安全動作モードを実行するために、安全な速度/位置値が伝送されます (Safe Motion)。第二のモータコネクタと独立したエンコーダケーブルを省くことで、機械デザインの小型化が可能になりました。
センサデータ
速度、位置、加速、温度、回転
制御装置
速度/位置情報により、安全な機械制御が可能になります。
単一ケーブルインタフェース
HIPERFACE DSL®では、センサデータがモータケーブルを介して伝送されるため、配線の手間が最低限に抑えられます。
業界 – 機械製造での能率向上に大きく貢献
Smart Motor Sensorsはどの業界でも使用されています。ひと目見ただけではなかなか想像できないかもしれませんが、SICKの高度なセンサと革新的なインタフェースは、様々な製造者の無数のサーボモータで使用されています。多種多様な業界で、生産性の向上を推進する重要な役割を担っています。
未来はもう始まっています
インダストリ4.0でのSmart Motor Sensors
Smart Motor Sensorsは、インダストリ4.0用途で適切に使用するための前提条件をすべて満たしています。その中で最も重要な要素が、純粋なデジタルインタフェースであるHIPERFACE DSL®であり、ここから測定データが直接サーボ制御装置を介してクラウドまたはEthernetに送信されます。これを基盤として、将来的には生産工程同士をネットワーク接続して、自動的に機能するように設定することもできます。
sHub® - メンテナンスが必要になったことを「伝える」インテリジェントなセンサモータ用のセンサハブ

- sHub® からの追加の振動・温度データにより状態監視が非常に正確になり、サーボモータの稼働率が向上
- sHub® とEDS/EDM35が強力なチームを組むことで、関連する安全機能の統合を可能にし、高精度かつ安全なサーボドライブを実現します。
- デジタル通信インタフェースHIPERFACE DSL® により、サーボモータの状態監視を最高レベルの安全性でリアルタイムに実現
sHub® – 力を集めてさらに前進
進化の過程はこれで終わりではありません。SICKのセンサハブはsHub®と呼ばれ、Smart Motor Sensorsの拡張レベルを意味しています。これにより、Smart Motor Sensorsとモータに取り付けられているそれ以外のセンサのデータが束ねられます。その結果、真のセンサフュージョンが可能になります。それを実現する上で、sHub®はデータを「収集」しますが、その対象には安全な位置や速度などに関するSmart Motor Sensorsのデータだけでなく、温度、衝撃、振動や湿度など、その他のセンサのインフォメーションも含まれます。こうして束ねられたデータ量が、sHub®からHIPERFACE DSL®の既存のデータケーブルを介して、同時に駆動制御装置に伝送されます。以上から、インダストリ4.0においてスマートファクトリーを構築していく過程で、Smart Motor SensorsとsHub®は重要な構成要素であると言うことができます。

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対等な立場での共同作業
Robot Vision、Safe Robotics、アームエンドツーリングまたは位置フィードバックなど、いかなる分野においてもロボットはSICKのセンサにより、さらに高精度で知覚できるようになります。
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