セーフティソリューションがロジスティクスで極めて重要な理由を3つの実例で紹介

2025/06/23

今日のロジスティクス業界では、安全な作業環境が単なる必須条件ではなく、成功する上で決定的な要素にもなっています。作業条件が安全でないことが原因で、毎年何千件もの事故が発生し、従業員の健康だけでなく、企業にも重大な被害が及んでいます。事故が起きるたびに機械が停止し、生産性が損なわれ、サプライチェーン全体に悪影響が及び、余計なコストが発生します。従ってロジスティクス業界では、従業員の安全だけでなく企業の効率と生産性も確保するセーフティソリューションが不可欠になっています。

In today's logistics sector, a safe work environment is not only a must but also a crucial factor for success.
In today's logistics sector, a safe work environment is not only a must but also a crucial factor for success.

典型的なロジスティクスプロセスには、商品の入荷、保管、ピッキングや発送など、複数の工程があります。これらのどの工程でも正確に調和を図り、最新の技術を使用して、効率と安全性を確保する必要があります。安全な作業方法を導入し、先進技術を使用すれば、各企業は事故の防止だけでなく、ロジスティクスプロセスのスムーズで効率的な流れを確保することも可能になります。

専門人材が不足している一方で、ロジスティクス業界は成長し続けているため、各企業は自動化レベルを高める必要性に迫られています。それと同時に、労働安全も益々重要になっていますが、その理由は、企業イメージが悪くなると、従業員の採用がより一層困難になるからです。この課題に対応し、ロジスティクスでの安全性を高めるために、多くの企業は最新のセーフティソリューションを導入しています。これがあれば、潜在的な危険を最小限に抑えると同時に、効率を高めることが可能になります。

以下では3つの実例で、このソリューションを上手に実現する方法が紹介されています。

ロジスティクスでの安全性に関する3つの実例

1. KREDITでの立体倉庫とシャトル倉庫の防護 

Protection of high-bay warehouses with KREDIT
Protection of high-bay warehouses with KREDIT

チェコの移動型立体倉庫メーカーKREDITでは、SICKのセーフティ光電センサdeTem2 Coreを使用して、開閉式通路を監視しています。それに加えて、W18-3センサシリーズの透過形光電センサを使用して、高めの位置にあるフォークリフトと、棚の下に入り込む可能性のある足を検出しています。 

最大検出距離90 mを誇るセーフティ光電センサdeTem2 Coreは、温度が-30 °Cまでであれば冷蔵倉庫でも使用可能です。また、SICKのPU3Hシリーズのデバイスコラムが堅牢にセンサを保護することで、確実な機能が保証されています。

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セーフティ光電センサ
効率的なアクセス防護
deTem

 

2. 移動ロボットでマテリアルフローを改善しているGessmann

Optimizing the material flow using mobile robots from Gessmann
Optimizing the material flow using mobile robots from Gessmann

ドイツ企業W. Gessmannが開発している移動ロボット (自律走行搬送ロボット、AMR) は、産業環境での材料搬送を改善しています。このAMRには、SICKのIME12シリーズの誘導型センサが装備されており、このセンサによってワークピースキャリが検出されます。ロボットは自分の位置をセーフティレーザスキャナnanoScan3 EFI-proによって特定し、パッシブステーションに正確にドッキングします。

カミソリの刃のトップメーカーであるWilkinson Swordでは、このGessmann製AMRが、研磨、洗浄、コーティングの各工程間でカミソリの刃を搬送しています。この自動化によって従業員の負担が軽くなっており、品質管理などの価値創造作業に集中することが可能になっています。

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セーフティレーザスキャナ
SICKの最小セーフティレーザスキャナ - 極めて頑強で高精度
nanoScan3

 

3. Filicsが提供する革新的な自律型パレット搬送

Innovative autonomous transport of pallets with Filics
Innovative autonomous transport of pallets with Filics

スタートアップ企業FilicsはセンサエキスパートSICKと共同で、自律型パレット搬送の革新的なソリューションを開発しました。このソリューションでは、高度なセンサとロボットを使用することで、倉庫でのマテリアルフローが改善されます。ダブルランナーシステムには非常にフラットなセーフティレーザスキャナnanoScan3が備わっており、安全性が確保され、位置が正確に特定されます。設定可能なフィールドが128個あり、スキャン角度が275度と広角であるため、走行経路が最適に防護されます。

このユニットは平行して移動する2つの搬送ランナーから構成されており、パレットを通過させることも、横から搬出入させることも可能です。そのため、切り返しや旋回操作が不要になり、プロセス効率が大幅に高まります。BoschDHLNagel-Groupでのパイロットテストでは、スペースの活用が改善し、プロセス効率が向上し、コストが大幅に削減されることが判明しています。Filicsのこのソリューションを利用すれば、特にパレットが狭い間隔で積み重ねられる典型的なブロック積み倉庫で、ロジスティクスで必要なスペースが3分の1以上減少します。

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セーフティレーザスキャナ
SICKの最小セーフティレーザスキャナ - 極めて頑強で高精度
nanoScan3

 

ロジスティクスでの安全性で重要なその他の観点

SICKは各企業を支援して、法的要件を満たすと同時に、確かなテクノロジーとカスタマイズ型ソリューションを利用してコストを削減できるようにサポートしています。そして、メンテナンスを定期的に行うことで、セーフティソリューションが常に最適に機能し、最新の基準に適合している状態を確保しています。また、各社の従業員が常に最新の情報を把握し、システムを効率的に利用できるように、充実したトレーニングも提供しています。更に、ソリューションをカスタマイズして、各企業固有の要件と課題に最適に対応できるようにしています。これらは、動作信頼性の向上と、セーフティソリューションの耐用年数延長につながっています。

 

ロジスティクスの未来 

専門人材不足とインフラストラクチャの過負荷が深刻化しているロジスティクス業界は、大きな変化を迎えていますが、この変革では、最新のセーフティソリューションが主要な要素になっています。このソリューションはサポートを提供して、各企業がプロセスを改善し、サステナビリティとデジタル化に対する要件を満たせるようにしています。このテクノロジーとセーフティソリューションの継続的改善は、ロジスティクスでのサステナビリティと効率の確保に大きく貢献していくはずです。この流れに早めに乗った企業は、市場地位を確保し、未来のロジスティクスを自ら形成していくことになるでしょう。

 

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