Make it move
既存の枠を取り払って、足かせのない生産体制を構築できるチャンスが到来しています。産業界の多くの分野では、定置型のロボットアプリケーションを廃止することで小さな革命が起きています。移動型ロボットを使用することで、柔軟性の向上と生産プロセスのスリム化が可能になっています。
柔軟な生産
柔軟な生産を推進するに当たっては、ロットサイズ1が重要な要素になっています。それを受けて、移動型ロボットには製品バリエーションの切替に柔軟に対応できることが求められています。その状況でインテリジェントなセンサが果たす役目には、作業場でのワークピースの正確な位置特定や機械への部品装填も含まれています。また、生産ラインでのロボットの安全な操作に関しても、センサは決定的な要因になっています。
作業者と移動型ロボットの対等な立場での協働作業
生産現場では人間と移動型ロボットが一緒に動いています。それには当然のことながらリスクが伴います。この協働がスムーズに無事故で進行できるように、SICKは適切な安全コンセプトを提供しています。当社ではコンサルティング活動を行いながら、常時安全な生産体制の維持に関してお客様をサポートしています。
A地点からB地点への搬送: 位置特定、ナビゲーションとマッピング
移動型ロボットの現在位置と空間内の移動経路を常に把握し、プロセスのスムーズな進行を維持するには、同ロボットの位置を確実に特定する必要があります。そこでは、マッピング、位置特定やナビゲーションなどの個々の項目の組み合わせが最適であることが常に重要になります。
生産性、安全とコスト効率: 適切なセンサソリューション
生産性、安全とコスト効率の最適なバランスを実現するには、各ロボットにつき危険分析とリスクアセスメントを個別に行う必要があります。人間とインフラストラクチャに対するリスクが高ければ高いほど、使用する制御システムに対する要件も高くなります。特定した最低要件に応じて、各ロボットにピタリと合うセンサソリューションを当社の豊富なセーフティポートフォリオから選択して装備することが可能です。
常に動きがある状況で移動型ロボットが直面する課題
移動型ロボットに対する要件は高くなっています。その理由は、移動が三次元空間で行われるからだけではなく、振動、衝撃、汚れなどの多数の重大な環境要因を克服する必要もあるからです。また、明るさ、環境条件や状況の頻繁な変化も、移動型ロボットを導入する上で困難な課題になっています。
移動型ロボット内のスペース
最高精度: 的確なドッキング
ドッキングステーションでのローディングでも、生産現場内で割り当てられた位置につく場合でも重要なのは精度であり、それには例えばローラコンベアに移動する場合などが当てはまります。移動型ロボットが所定の位置に移動する速度が速ければ速いほど、プロセス全体の効率も高まります。
高精度モータフィードバックシステムセーフティシステムSafe PortalによるAGVドッキング時の危険エリア防護防護フィールドミューティングのための目標位置の確実な検出アプリを使用したパレットピックアップの検出と位置特定超音波センサによる表面に左右されないドッキングミッドレンジ距離センサによるドッキング時の高精度位置決め