複数車線での非接触式軸カウント
電子通行料金受収システムの場合、走行した有料道路ルートのほかに、車両タイプも料金徴収のために測定する必要がある決定的な要素となります。車両タイプは、様々な基準に基づいて特定することができます。車両の大きさや車両プロファイルだけでなく、車軸数も車両クラスを正確に特定し、適切な料金を徴収するための信頼性の高い測定数として使用されます。
SICKのプロファイリングシステムTICx02およびFree Flow Profiler向けの追加モジュールであるAxle Counterは、このタスクに最適です。これにより、複数車線の道路や自由な流れの交通においても、高精度で車軸を検出してカウントすることができます。インテリジェントなソフトウェアを搭載したAxle Counterは、Deep Learningアルゴリズムに基づいて記録された車両の画像を処理します。その際、軸は広範囲にわたって学習された画像データに基づいて識別およびカウントされます。モジュールのハードウェアには、カメラとコントローラが各1台含まれています。走行車線数に応じて、さらにカメラを追加することもできます。Axel Counterは、このような方法でSICKプロファイリングシステムの機能を最適に拡張することができます。この機能拡張により、交通料金収受に関する数多くのアプリケーションを実現することができます。
Axle Counter: コンパクトなモジュールのメリット
インストールおよび動作
車道上への取付による複数車線での軸検出
- 軸位置と軸数の検出
- 柔軟な取付 – 側面または車道上
- 非接触検出のため、路面への設置不要
- 設置位置が高いため汚れが少なく破壊行為も防止可能
設定アシスタントによる迅速なコミッショニングおよび操作
- ブラウザベースのユーザインタフェースで快適にリモートメンテナンス可能
簡単かつ低コストで後付け可能
- Axle Counterは既存のSICKプロファイリングシステムと共に入手可能、または後付け可能
性能および可用性
Deep Learningに基づいた高い検出率
- 97%以上のカウント精度
- 最高180 km/hの走行速度
- 複数画像を組み合わせて全体画像を形成するスティッチング法により特に長い車両の検出も可能
- オプションでバックアップソリューションとして各車線に2台目のカメラを使用可能
高性能カメラによる高可用性
- 24時間使用可能
- 夜間動作用の統合赤外線照明
道路上およびレール上の安全を改善。SICKのプロファイリングシステムは、車両の測定、検出、分類、カウントそして点検を3Dで行います。
