利点
- 読み取り速度が高く、手作業による後処理が減少
- 高いコンベアベルト速度と対象物同士の狭い間隔の両方に対応できるため、高いスループットが実現
- システム内のカメラ数が少ない、コスト効率の高いソリューション
- 迅速で簡単なコミッショニング
- カメラ筐体が小型でシステム設計がコンパクトになっており、スペースがごくわずかしかない場合でも設置可能
- 既存のLector65xシステムに簡単にレトロフィット可能
- OCRなどの産業用画像処理用途で迅速に画像を処理すると同時に、分析とプロセス改善用に画像を保存
トラックアンドトレースシステム
Lector Identification System
画像ベースの迅速なコード読み取り・割り当てが、対象物同士の隙間が狭い場合に実現
概要
画像ベースの迅速なコード読み取り・割り当てが、対象物同士の隙間が狭い場合に実現
Lector Identification Systemはコードを読み取って、対応する対象物に割り当てます。12メガピクセルの小型高性能マトリックスカメラLector85xでは、高い分解能が威力を発揮して、どのような対象物サイズでも確実な読み取り結果が得られます。しかも、インテリジェントなAIベースのデコーディングアルゴリズムが搭載されており、コード品質に関係なくコードが読み取られます。またプロセッサ性能も高いため、高いコンベアベルト速度が可能になり、スループットが上がります。Lector Identification Systemは、対象物のリアルタイム追跡と三次元のソフトウェア割り当てを活用して、対象物同士の隙間が狭い場合でもコードを確実に割り当てます。このシステムには、別の識別技術のほか、寸法測定や重量検出などの他の機能を追加することが可能です。
概要
- カメラバリエーションの選択肢: 5、9、12メガピクセル
- 高い照度
- 広大な視野と深い被写界深度
- 高性能プロセッサ
- 人工知能に基づいたデコーディングアルゴリズム
- 対象物への三次元コード割り当て
- 小型筐体、旧モデルLector65xと同一
- 2 x 1 GbE画像チャンネル
利点
カメラベースの1D / 2Dコードの読み取り
Lector85xをベースとしたLector Identification Systemは、高速動作のコンベアベルト、隙間のある小さな対象物、読み取りにくいコードにおいても、確実にコードを識別することができます。さらに、識別されたコードは明確に対象物に割り当てられます。
信頼性の高いコード識別および明確なコードの対象物割り当て
対象物に50 mmの小さな隙間がある場合もコードは確実に読み取られ、最高3.5 m/sの高速動作まで対応します。このためスループットが大幅に向上します。
3D Software Assignmentは、コードを正確に対象物に割り当てることができるため、対象物は確実に目的地に到着します。手動による後処理は減り、高いプラント生産性を達成できるようになります。
AIベースのコード解読では、該当するコード領域が迅速かつ高精度で識別されます。超分解能により、小さなコードや薄くなったコードも認識されます。
高性能カメラ + AIベースのセグメンテーション + 3Dソフトウェア割り当て = スループットの向上と手動による後処理の軽減を同時に実現
コンパクトなシステム設計
Lector Identification Systemは、それぞれのスペース条件に合わせて柔軟にカスタマイズできます。コンパクトなシステムでありながら、様々なカメラバリエーションと多数のアクセサリが提供されています。その際、既成のシステムバリエーション、またはオプションとしてお客様のスペース条件に合わせてカスタマイズするため、完全にオーダーメイドのソリューションのどちらかを選択していただくことができます。
どのような環境にも柔軟にカスタマイズ可能
被写界深度が大きいため、対象物サイズが異なる場合でも少ないカメラ台数でコード識別が可能です。
