• ジックは、システム環境とその安全性が一体となったソリューションの開発に力を注いでいます。
    • アプリケーションに根ざした機能と、トレンドを 切り開く新しい製品が、システムの能率化に貢献 します。
    • 最新の国際規格を積極的に取り入れることで、 グローバルな展開を推し進めています。
    • お客様の展望するプランの実現から日常の保守 に至るまで、幅広いサービスを提供しています。
    • 事故防止テクノロジーを取り入れた各種ツール をご用意しています。
    • 充実した幅広いサービスが、お客様の機械やシ ステムの安全機能をしっかりとサポートします 。



  • 機械の設計中は、可能性のあるリスクについて分析を行い、必要な場合には保護装置を追加してオペレーターを残存するリスク(押しつぶし、切断、引っ張り、衝撃、突き刺し、貫通、振動、擦り剥きなど)から保護する必要があります。 EN 12100-1およびEN 1050を参照してください。 リスクアセスメントのプロセスは、セーフティ・エンジニアリング用のソフトウェア Safexpert で提供しています。危険性のリスト、リスクアセスメント選択用の階層図、および安全カテゴリーを評価するためのスキーム(制御機器関連の対策)により、リスクアセスメントがより容易になります。ユーザーは、EN1050およびEN12100-1規格の要求事項をそのまま遵守します。

     

     

     

    危険性は、それぞれの危険ポイントごとに、また適切な寿命段階において個別に評価されます。 危険性を個々に評価することでリスクアセスメントがより単純化され、リスクを低減するために最適な対策を選択することができます。 上のプロセス・ダイアグラムは、保護装置の使用が妥当かどうかを示しています。 本章の以下の記述は、リスクの中には解消不能なものがあり、その場合は追加の保護装置を使用する必要があるという前提条件に基づいています。

     

    SICK Performance Disk Download

     

     

  • なぜ電気的検知保護設備(ESPE)を使うのですか?

    オペレーターが定期的に機械に立ち入る必要があり、結果的に危険に曝されている場合には、一般的に、機械的なガード(固定ガード、両手操作、フェンスなど)ではなく光電保護装置を使用する方が良いでしょう。 >

     

    • アクセス時間が低減されます(オペレーターはガードが開くまで待つ必要がありません)
    • 生産性が向上します(機械へのローディング中、時間を節約します)
    • 職場の人間工学的な環境が改善します。 さらに、オペレーターおよびその他の人員が同等に保護されます

     

    ESPE の選択

    光電保護装置を選択するための基本的な基準は、以下に示す様々な要求事項に依存します。

    • 遵守すべき規格(例:EN 692/機械プレス)
    • 危険エリアの前にある利用可能なスペース
    • 経済的な基準
    • 人間工学的な要素(例:定期的に部品を挿入する必要があるか、または定期的なアクセスは不必要か)
    • 防護エリアを指定した後に、以下のパラメータを使用して(ESPEから危険ポイントまでの)安全距離を指定します。
    • 機械の停止時間
    • コントローラの応答時間
    • ESPE の応答時間
    • 計算した安全距離への補足





    実行する機能の定義

    危険ポイント防護:指や手の検出

     

    危険ポイント防護:指や手の検出

     

    危険ポイント防護:指や手の検出

    このタイプの保護装置は、安全距離を短くすることが可能で、オペレーターが(プレスへの加工材料の挿入時などに)人間工学の観点から楽に作業できるという利点があります。









    危険エリア防護:危険エリアにいるオペレーターの検出

    このタイプの保護装置は、例えば危険エリアがガードで囲まれていて、エリア全体がリセット・ボタンの位置から見えないような機械に適しています。また、境界線と存在検知安全ガード(指定された区域全体を通して人員または物体を恒常的に検出する)が一体になっているような危険エリアへのアプローチの保護にも適しています。このタイプの保護装置は、さらにAGS(自動搬送システム)およびスタッカにも適しています。自動搬送車の移動中や、車両の固定ステーションへのドッキング中に、オペレーターおよび/または第三者を保護します。

     


     

    アクセス防護:危険エリアに接近している人の検出

    このタイプの保護装置は、危険エリアへのアクセス防護に使用します。 人が危険エリアにはいると、停止信号が誘発されます。ただし、保護装置の後側にいる人はESPEでは検出できません!

  • セーフティシステム


    安全装置をいかにシンプルに組み込むことができるかは、機械の導入と日常稼働において鍵になるポイントです。ジック独自のEFI)インターフェースでは、ジック製品の設定や診断が容易に行えるので、調整 や保守の作業の能率化が促進されます。高速で確実な通信は、安全のための最小距離を縮小することにもなり、それによって 設備の省スペースと省コスト化を図ることができます。



    * EFI = Enhanced Function Interface (拡張機能インターフェース)



    シンプルな設定

    ジックのセーフティセンサでは、設定・診断ソフトウェア

    CDS(Configuration & Diagnostic Software)を使った設定が行えます。

    わかりやすいユーザインターフェースを通して、必要なアプリケーションの設計と実装をシンプルに手早く行えます。CDS からは、迅速な据付・調整や、効果的なトラブルシューティングの上で必要になる、設定や診断情報などが利用できます。