安全直列接続
Flexi Loop

診断機能を備えた柔軟なセーフティセンサカスケード

利点

  • セーフティコントローラの必要入力数を削減し、配線を簡素化してコストダウンを実現
  • モジュール式機械や長距離でFlexi Loopを使用
  • 既存の機械を簡単にレトロフィット可能
  • パフォーマンスレベルを迅速に計算
  • デバイスノードを直感的に設定
  • 詳細なステータス情報により迅速にトラブルシューティングを実行
  • Flexi Loopは、SICKのセーフティコントローラにシームレスに統合可能

概要

診断機能を備えた柔軟なセーフティセンサカスケード

セーフティセンサカスケードFlexi Loopにより、PL eまでのセーフティセンサを最大32台接続可能: Flexi Loopコンポーネントを使用すると、セーフティロッキングデバイス、ボタン、ランプを極めて簡単にセーフティコントローラと接続することができます。すべてのセンサは直接電圧が供給され、M12標準ケーブルで接続されます。OSSD出力を搭載したセンサであれば、メーカを問わず組み合わせ可能です。セーフティリレーとFlexi Classicは、マスターノードを介してまたは直接接続されます。Flexi Loopは、プログラミング可能なセーフティコントローラでソフトウェアを使用して設定します。Flexi Loopは、ソフトウェアと機器本体のどちらでも一貫した診断を行うことができます。

概要
  • 最大32台のセンサを接続できるセーフティセンサカスケード
  • センサ間のケーブル長さはそれぞれ最大100 m
  • 保護等級IP65およびIP67
  • M12標準ケーブル経由で統合
  • PL eまでのセンサを個別監視
  • 詳細な診断情報
  • 直接電圧を供給

利点

考え抜かれた機器コンセプトで安全に直列接続

セーフティセンサカスケードFlexi Loopは、最大32個までのセンサを接続できます。配線の全長は、適切なFlexi Loopノードを使用して最大3,000 mまで可能です。4つある評価ノードから選択して、これを診断ノードに接続するだけです。セーフティセンサカスケード全体に対して、安全制御装置に必要な入力は1つだけです。これにより設置時だけでなく、機器交換時にも時間と費用を節約できます。
継続して安全 Flexi Loopは、PL eおよびSIL3までのアプリケーションで高い安全性を提供します。セーフティセンサカスケードは、それに接続されているすべてのセンサを個別に監視するため、パフォーマンスレベルの計算が簡単で、時間を節約することができます。さらにFlexi Loopはエラー マスキングを回避します。イベント履歴ですべてのエラーを見ることができます。
簡単な診断 現場で、そしてソフトウェア上で概要を把握: Flexi Loopシステム全体の継続的な診断は、診断ノードまたは設定ソフトウェアFlexi Soft DesignerまたはSafety Designerを介して行います。これにより機械の迅速なトラブルシューティングと再起動が可能になります。さらに、設定ソフトウェアを介して診断データをユーザインタフェースに転送することができます。

簡単な配線、素早い設定、継続的な診断

多数の組み合わせオプション

セーフティセンサカスケードFlexi Loopで得られる利点は、セーフティスイッチに限りません。セーフティセンサカスケードを使うことで、ライトカーテンや他のセーフティセンサとの組み合わせもメーカを問わずに可能になります。空間的に分離されたプラント部品のセーフティセンサは、Flexi Loopを使用して簡単にシステムに統合できます。これにより効率的な機械設計が保証されます。またセーフティセンサカスケードにより、センサデータの評価が容易になります。
組み合わせが自由自在 Flexi Loopは、マスターノードに加えて、他にも診断ノード、評価ノード、補助ノードを持ち、安全制御装置の入力に直接接続することが可能です。直列接続における電圧降下を回避するため、電力計算ツールが電源用モジュールを設置する場所を正確に決定します。
簡単な接続

Flexi Loopを安全制御装置Flexi SoftとFlexi Compactに接続し、設定ソフトウェアを使って設定します。マスターノード1または2を使用することで、Flexi Loopを、動作モード選択スイッチでFlexi Classicに接続するか、ディップスイッチでReLyセーフティリレーに接続することができます。

推奨製品 RLY3-LOOP100

迅速な診断 マスターノードは、LEDによって診断の概要を提供し、機械の高い稼働率を確保します。MSTR2のIO-Linkインタフェースは、リアルタイムでプロセスコントローラとの接続を確立します。その利点: これによりティーチインなしでFlexi Loopのノードを検出・確定できます。マスターノードの設定を調整できます。

センサを直列に接続して様々に使用

アプリケーション

技術概要

 
  • 技術仕様概要

    技術仕様概要

    安全レベルPL e, SIL3, SILCL3
    適切

    Flexi Classic

    Flexi Soft

    セーフティコントローラ接続

    デュアルチャンネルOSSD出力付きセーフティセンサ用

    デュアルチャンネル等価入力タイプの電気機械式セーフティスイッチ (EMSS) 用

    Flexi Loopカスケードの構成

    モジュール式

    1 ...32 Flexi Loopノード

    0 ...∞ Flexi Loopアクセサリノード

    1 Flexi Loop終端抵抗

    保護等級IP65, IP67
    使用周囲温度–25 °C ... +55 °C
すべての技術データについては、各製品をご覧ください。

ダウンロード