利点
1つのセンサで2種類の測定。
熱式流量センサT-Easic® FTSでは、空管検出を含む流量制御と液体の温度測定がわずか1つの機器に集約されています。従って、1つの検査ポイントだけで両方の測定を行うことができます。その結果、コミッショニングでの時間が節約され、異物混入のリスクが最低限に抑えられます。
流量制御と温度測定に対応した多才な機器 Auf Basis des kalorimetrischen Messprinzips misst der Sensor Durchfluss und Temperatur von nahezu jeder Flüssigkeit.
衛生仕様と産業仕様の2種類の筐体 T-Easic® FTSは2種類のバリエーションで提供されています。ステンレス筐体を有する衛生仕様は、CIP・SIPプラントでの困難な条件に耐えることができます。頑強なVISTAL®筐体を有する産業仕様にはOLEDディスプレイと操作ボタンが備わっており、直接現場で測定値を読み取ることができます。
2種類の特徴的な筐体仕様が用意されているT-Easic® FTSでは、多種多様な用途環境への統合が可能であり、流量制御と温度測定が1つの機器に集約されています。
ポンプ監視・制御での様々な測定タスクを解決
多くのプラントでは、液体のポンプ移送が重要な工程になっています。ポンプが必要な動作ポイントで動作しないと、プロセスと製品品質に悪影響が及び、最悪の場合にはプラント停止に至る可能性があります。例えば工作機械への冷却剤供給が不足すると、ワークピースが過熱して損傷する可能性があります。それを防止するために、流量スイッチT-Easic® FTSは設定した限界値に基づいて流量を監視して制御します。
ポンプを最適に保護する空管検出 このセンサは、プローブ先端が流体に接触するとパイプが「満杯」であると検出し、その情報をスイッチング信号として出力します。そうすることで、ポンプを空運転から確実に保護することができます。
確実な限界値・流量監視 T-Easic® FTSに備わっている2つのプッシュプルデジタル出力は、限界値監視用のスイッチング出力、体積測定用のパルス出力またはデジタル入力として設定することができます。
アナログ出力またはIO-Link経由の連続測定 オプションのアナログ出力またはIO-Link経由で連続測定されるため、簡単で便利なプロセス監視が実現します。流量センサはIO-Linkまたはディスプレイでパラメータ設定可能です。
スマートで多機能型のT-Easic® FTSは様々なタスクを解決し、空管検出、ポンプ保護・監視、流量測定、温度測定、体積測定・監視に対応しています。
時間と費用の節約につながる柔軟で迅速な設置
数種類のプローブ長さや実用的なTピースなど、細部に至るまで考え抜かれているT-Easic® FTSは、柔軟に取り付けてコミッショニングを迅速に行うことが可能です。水と油向けに校正済みであることもメリットになっています。それに加えて、その他の流体もティーチインできるため、このセンサは多種多様なアプリケーションに適しています。
配管サイズに応じたプローブ長さ 3種類のプローブ長さが用意されているため、それぞれの状況での配管径に柔軟に合わせることが可能です。従って、T-Easic® FTSは多種多様なアプリケーションに統合することができます。これは保管コストの節約につながります。
取り付けでの時間節約 プラントでの様々な状況に合わせて、適切な取り付けアダプタとTピースが提供されています。Tピースの利点は、プローブ先端の向きが常にパイプの中央に最適に調整されることにあります。
校正済みで多種多様にティーチイン可能 初期設定では水と油がティーチイン済みであり、その他の流体もティーチインして追加することができます。
数種類のプローブ長さと実用的な取り付けアクセサリが用意されているT-Easic® FTSは、多種多様なアプリケーションに柔軟に統合可能です。