機械製造におけるロットサイズ1という課題
少量生産や個別化された大量生産は、インダストリ4.0のキーワードです。この課題を解決するには、多様な製品バージョンに対応し、様々なフォーマットにも適合できる機械や設備が必要となります。これを実現して初めて、お客様のご要望に応じてロットサイズ1に至るまで物品を需要の相違に柔軟に適合させ、効果的に生産することができます。センサインテリジェンスは、全く新しい品質の柔軟性へと導いてくれます。これにより生産データをリアルタイムで生成することができます。SICKのセンサはインテリジェントな機能を使用して、すでに現地で即座に測定データを評価し、適切なユーザデータを処理された情報として転送することにより、データ処理をサポートして作業を軽減します。
スタート台で柔軟な製造を実現
設備の自動化レベルの向上に伴い、個々のコンポーネントのタスクも増加します。柔軟なセンサ設定と診断機能を備えた光電センサなどが、すでに業界を超えて採用されています。誘導型のIO-Link対応近接センサは、複雑なタスクを直接センサで解決します。コントラストセンサ、レベルセンサおよびe電子式圧力スイッチは、統合されたIO-Linkインタフェースを介してパラメータ設定を通信します。スキャニングタイプのオートメーションライトグリッドは、生産環境での配線を軽減し、診断機能とフォーマット変更へのアクセスを可能にします。EtherNet/IP™搭載のエンコーダには、フィールドバス統合のためのアクティブなウェブサーバーおよび機能ブロックのどちらも備わっています。コンパクトな2D-LiDARセンサ (2Dレーザスキャナとも呼ばれる) は、エリア監視で対象物を確実に検出します。
アプリケーションスペシャリストは、SICK AppSpaceを使用して生産プロセスを最適化するために、このポートフォリオからオーダーメイドのコンセプトを開発します。SICKはあらゆる業界でインダストリ4.0を前進させます。
SICK AppSpace – アイデアやソリューションを自由に企画可能
関連するすべての機器をネットワークに接続し、安全な分散型データ交換を実現することにより、多種多様なアプリケーションが生まれます。これらの新たなアプリケーションは、クラウドや機械およびシステムレベルにおけるプログラマブルロジックコントローラを介して提供することもできます。SICKでは、このためにエコシステムSICK AppSpaceというプラットフォームを提供しており、ここで開発者は意見や情報を交換して、SICKセンサ向けのアプリケーションを作成することができます。